オンライン上で友だちを作るあまりにも簡単な方法

実のところ、友だちとは「なる」ものではなく「思う」ものである。

オンライン上で友達が欲しいと、思い続けて早幾年

だから、この匿名氏は「友だちができない」のではない。オンラインで関係した人を「友だちと思えない」だけのことである。匿名氏が友だちだと思えていないオンライン上の誰かは、匿名氏のことを友だちだと思っているかもしれない。友だちとはそういうものだ。もちろん、互いに「友だち同士」だと認識し合っているケースもあろう。が、それとて「友だち」を同じように定義している保証はない。ある人は「一度でもタメ口を利いた人は誰でも友だちだ」と思っているかもしれないし、ある人は「休みの日に1対1で遊んだ人はみんな友だちだ」と思っているかもしれない。

このくらいのことは、多くの人が一度くらいは考えたことがあると思う。そして、自分が現実に友だちだと思っている人を何人か思い浮かべてみれば、無意識に自分が定義してきた友だち像が浮かび上がってくるはずだ。たとえば、あまり歳が離れると友だちになれないとか、大人になってから知り合った人は友だちと思えないとか、異性とは友だち付き合いができないとか、拳で語りあった相手だけが宿敵(とも)であるとか、自分の股間を握らせればともだちんこであるとか、本当の危機にすべてを捨てて駆けつけてくれるのが本当の友であるとか、それこそ色々あるだろう。

オンライン上(だけ)で友だちを作るなら、そうした「無意識の」選別をまずは捨ててみるが肝要である。何故なら、リアルとネットでは相手について手に入る情報の質もコミュニケーションの距離感もまったく異なるからだ。少なくとも、ともだちんこはできない。ならば、「オンラインの友だち」という新しいカテゴリを作るべきではないか。おそらく、オンライン上に友だちがいると「思っている」人は、それを自然にやっている。毎日のようにTwitterで@を飛ばし会っていれば友だちだとか、携帯アドレスを交換したら友だちだとか、これも当然、感じ方は人それぞれだろう。

ここに気付けば、オンライン上で友だちを作ることは簡単だ。自分が「あの人たちは友だちっぽい」と思う人たちの行動を参考にするなりして、意識的に「友だちの条件」を設定する。それをクリアした人は友だちだと考えて付き合っていけばいい。twitterでfollowし合ったら友だちとか、はてブコメで何度か語り合ったら友だちとか、条件なんてそんな程度でいい。「友だち感情」みたいなものは後からついてくる。友だち作りはそんな機械的なものではない、という人もいるかもしれない。そんなことはない。友だちみたいなものは環境と思い入れが作り出す幻想にすぎない。

たまたま同じクラスの隣の席になった、たまたま同じサークルに入った…そうやって毎日顔を合わせる内に友だちだと「思い込む」。大切なのは環境である。オンラインでリアルのような友だちができにくいのは、「環境の縛り」がほとんどないからである。であれば「友だちの条件」を設定して、自分を縛ってみればいい。もちろん縛れるのは自分だけだ。相手に付き合う義理はない。それでも、友だちは友だちだろう。繰り返すけれど、友だちとは「自分が勝手に決めるもの」である。相手の気持ちの保証がないのはリアルの友だちも変わらない。どこまでいっても片想いである。

が、そのうちに誰かと片想いをし合えるかもしれない。そうなれば幸運である。

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なかなか面白い見解ですね。
たしかに、【思う】という
言葉が当てはまるのかも
知れません。

なかなか面白い見解ですね。
たしかに、【思う】という
言葉が当てはまるのかも
知れません。

> jp-gonzoさん
どもです。相手の気持ちなんて本当にはわからない…を前提にすると、どうしてもこうなってしまうんですよね、ぼくの中では。で、それでいいじゃん、とも思ってるわけです。

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