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- ホームレスだとか労働だとかの議論の対象を適当に整理する
- 一個人の価値観が公共の利益を決める歪な社会
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いまどきの若者の遊びは「貧困化」しているのか?
そもそも娯楽みたいなものは、すでに多様化しすぎて計測不能なんだろう。
・asahi.com(朝日新聞社):若者レジャー「貧困化」 遊びの種類減少、支出に格差も - 社会
・痛いニュース(ノ∀`):10~30代の若者、遊びが「貧困化」。携帯、ネット、ゲームに時間使う若者増加 …レジャーにも「格差」が
asahi.comの元記事の伝えるところは「1.若者の遊びの質的貧困化」「2.レジャー支出の格差」の2点だ。記事タイトルの「貧困化」は主に「今時の若者は遊び方を知らない」という文脈で使われている。ある程度「釣り」効果を狙ったタイトルなんだろう。ふたつ目のリンク先では「貧困化」を単純に金銭面での貧困と受け止めたらしい書き込みが並んでいる。余暇時間及び支出額の2極化を伝える後段の内容が誤読を後押ししてもいる。まあ「社会経済生産性本部」の調査なのだから、若者レジャーの質的貧困が将来のレジャー産業を縮小させるかもしれない、といったあたりが主眼ではあろう。
ともあれ、書き込みを斜め読みする限り、図らずも「質的貧困化」に異を唱える声も少なくない。元記事によれば、部屋を出てレジャー産業にお金を落とす若者が減っているということらしい。文脈からして「旅行、ドライブ、カラオケ、外食など計91種類の代表的な余暇活動」にインターネットやメールは含まれないのだろう。「91種類の代表的な余暇活動」が、ちゃんと昨今の若者の余暇活動傾向に合ったものなのかは疑問の残るところである。ともあれ、「貧困化」という明らかにマイナス方向の言葉を使うあたりに、調査側や報道側の価値観が透けて見える。インドアはダメだ、と。
さらに文脈に沿って解釈するなら、「富裕な余暇の過ごし方=多様なレジャー体験」ということになる。国内外を旅行し見聞を広め、夏はマリンスポーツにキャンプ、冬はスキーにスノボ、春秋は観光、行楽…。おそらく減っているのはそうした非日常性の高いレジャーなんじゃないかと思う。だとすれば「貧困化」という表現は必ずしもあたらない。おそらく、そうした非日常的レジャーの娯楽性は、年々相対的に低くなっているだろうからだ。特にインターネット普及以降、オンラインに高い娯楽性を見出した人にとっては、旧来的なレジャー産業に縛られることこそ「貧困」に見えるだろう。
つまり、「豊かなレジャー体験」というもの自体がすでに観測困難なのである。京都で神社仏閣を巡って豊かなレジャー体験を感得できる人もいれば、まったく何の感動も感銘も得られない人もきっといる。それは別に感受性の優劣の問題だとは限らない。仏像はダメでもルーブルのピラミッドには感動するかもしれないし、“崖の上のポニョ”には激しく感受性を刺激されるかもしれない。札幌の時計台を見に行くくらいなら、はてなでクネクネしている方がよほど愉しいという人だって少なくないはずだ。何をより愉しめるかは人による。それは個性や差異というものであって優劣ではない。
表面的なレジャーの多様性や、支出額の多寡によって「貧困化」などと形容する。そのこと自体、狭量な価値観に縛られている証明だろう。大型連休にグアムへ行って南国リゾートを満喫する人と、普段なかなか観られない映画を観たり音楽を聴いたり本を読んだり、マスターグレードのガンプラや自作PCの製作に励んだり、はたまた普段はなかなか会えない旧友と酒でも呑んで過ごしたりする人との間に、はたして質的な優劣などあるだろうか。また、インターネットのように、その娯楽性が極めて客観化しにくいものについて、その質的「貧富」を云々することはおよそナンセンスではないか。
統計調査の概観に恣意的な言葉を使い、報道がそのまま伝える。感心できる話ではない。
posted in 08.08.19 Tue
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comment - コメント
「遊び」「余暇活動」を「ハレ」、「日常」を「ケ」と解釈すれば、元記事も間違っていない気がします。統計による観測と、(分母がものすごく偏っているけれど)イタいニュースを観測する限り。
確かにゲームやインターネットで「ケ」が豊かになったかも知れませんが、それとは無関係に「ハレ」が貧しくなった事実を伝えているのでしょう。
もちろんニコニコ動画にコメントする行為を「ハレ」と解釈するなら、認識は大きく変わりますが。
posted in 08.08.19, by 棚旗織
> 棚旗織さん
仰るように、昨今減ってきているという「遊び」「余暇活動」が「ハレ」といえるほどの特別な体験を担保しているなら、そう間違っていはいないという見方もできるかと思います。ただ、このエントリーの趣旨は「ニコニコ動画にコメントする行為を『ハレ』と解釈する」かどうかというよりは、いまや旧来的なレジャー産業程度では「ハレ」と呼べるほど豊かな精神活動を担保しないんじゃないか、というあたりにあります。それこそ、ニコニコ動画で初音ミクを「発見」し、その後のブームまでの一部始終をリアルに体感した人なんかは、大枚叩いてリゾート気分を味わいに行くよりもずっと「ハレ」の興奮を感じていた可能性が高いように思うんですよね。まあ、自分の体験ではないですし取材をしたわけでもないので、勝手な想像だといわれればそれまでなんですけれども。
posted in 08.08.20, by lylyco
Keep your posts coming, the fashion sector needs extra articles like these.
posted in 10.10.13, by Fashion Design
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posted in 10.11.09, by Lilliam Wayt
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posted in 10.11.13, by Lynda Graap