安上がりな自力引越のためにぜひ用意すべき5つのモノ

時期遅れの引越しネタ、しかも、家族で引越しみたいな大掛かりな話ではない。

実は昨日、新居に引越した。実家から自分だけの移動だから気楽なものである。家具類がほとんどない。大型家電もない。引越し業者を頼むまでもないかと自力で引越すことにした。荷物の目安はおよそハイエース1台に満載程度。車は友人に借りた。安上がりである。しかも、荷造りはほとんど丸1日でやった。荷造り1日、引越し1日の突貫である。もちろん、出元が実家、且つ、ハイエース一杯分程度の荷物だからこその話ではある。ともあれ、荷造りは極力簡易に、引越し先で出すゴミは極力最小に…といった辺りに考慮した荷造りのコツを、用意すべき道具にこと寄せて書いてみる。

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01:素人運送の必須アイテム「プチプチ」

これはかなり使える。1m×10mくらいのもので千円しない。これでたとえば、箱に入れるのが困難なスピーカーやアンプ、ちょっとした家具なんかを包んでやる。ある程度体積のあるものなら、角を保護するだけでもいい。後に出てくる「荷造り紐」や「布テープ」を駆使して手早く頑丈にくるんでいく。引越し後のゴミの始末にしても、すべてをダンボールと緩衝材に頼るよりはずっと楽だ。また、どうしても分解が必要な家具なんかがある場合は、外したビスやナット類を小さくカットした「プチプチ」で包んで、本体の表面が剥げにくいところにテープで貼り付けてしまうといい。

02:一粒で二度美味しい「荷造り紐」

たとえば、前面に蓋のない小型のCDラックみたいなものは「プチプチ」とのコラボで乗り切る。まず、棚の隙間を丸めた新聞紙なんかで埋める。その上で、CDを入れたまま前面をプチプチで覆い、荷造り紐でグルグルと縛りあげる。これだけで、わざわざ中身を出して梱包する手間が省ける。CDの飛び出しを防ぎ、プラケースの保護にもなる。また、キッチン用品や靴なんかが入った細々とした箱モノは、何個かまとめて縛ってしまうといい。もちろん、毛布やカーテンなんかを丸めてボンレス状態にするのにも使える。そして、引越しの後は潰したダンボールをまとめるのに必要だ。

03:重ね張りもできる強力な「布テープ」

紙製のガムテープより少し値は張るけれど、強度や利便性を考えると断然「布テープ」がいい。01の「プチプチ」梱包でも重ね貼りできる方がずっとやりやすい。ダンボール箱の組み立てもそうだ。重なり部分がくっついているといないとでは強度が違う。また、プラスチック製やスチール製の抽斗を固定するのにも重宝する。表面の塗装やプリントが剥げるようなものはダメだけれど、そうでなければ端を折り返した布テープで貼り付けておくといい。そう重くないものなら抽斗の中身を入れたままでも運べる。もちろん、糊分が残るほど長く貼りっぱなしで放置するのはNGである。

04:引越し後そのまま使える「衣装ケース」

実家なんかにいると普通にタンスがあったりする。けれども、引越し先では押入れ収納の衣装ケースを使うという人が少なくないと思う。それなら、引越す前に買っておいてそれに詰めて持っていけばいい。ちゃんとサイズを確認して、そのまま使えるものを買うことが重要だ。荷解きはいらないしダンボールのゴミも減らせる。まさに一石二鳥。タオル類や下着類なんかは引越し後もすぐに必要なものだし、ダンボールの山から探す手間が省けるのがいい。ちなみに、ダンボール削減と利便性でいうなら旅行用トランクにすぐ必要な2、3日分の手回り品を詰めておくのもオススメだ。

05:大小2サイズ以上の「ダンボール箱」

どんなにダンボールを減らす算段をしても、やっぱりあった方が便利な荷物もある。たとえば、クローゼットのハンガーに掛けるような衣類。特に嵩張る冬物。こういうのは容積の割に軽いし壊れにくい。「衣装ケース」を使うと引越した後にケースが余る。大きめのダンボールに適当に放り込むのが手っ取り早い。逆に、サイズの割に重くて傷みやすいものは、小さめのダンボールにギッシリ詰めてやる。代表的なのは本やDVDなんかのメディア類だろうか。よくいわれることだけれど、間違っても大きな箱に詰めてはいけない。重すぎて持てなくなるか、腰をいわせるハメになる。

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とまあ、主にホームセンターなんかで買えるものを5つ挙げてみた。上記以外にも、たとえば「滑り止め付き軍手」あたりは重宝する。箱モノを運ぶ時のグリップが違うし、素手だと結構手を切ったりもする。あと、わざわざ買うのは違うけれど、家にある大きめの紙袋なんかも積極的に使っていきたい。大量のコード類やらクッションやら、箱詰め効率が悪くて重量的にそう重くないものは適当に紙袋に突っ込んでやるのが簡単でいい。このあたりをうまく使っていくと、小規模な引越しならかなり手間とゴミが省けると思う。何でもかんでもダンボール箱というのは案外非効率だ。

いずれにしても、荷物の積み下ろしと運転の労力にはそれなりの覚悟がいる。

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