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日々を楽しく過ごすための2つの教訓
人がやることには2種類ある。「やらなきゃいけないこと」と「やりたいこと」だ。
教訓その一。「やらなきゃいけないこと」は「労少なくして益多いこと」から着手すべし。たとえば、部屋の片付けなら大物からいく。人間、成果の見えにくい労力を払い続けることは難しい。部屋の隅の埃を取るよりも、まず目立つゴミから片付ける。片付いたという実感が沸きやすいところから攻めるのである。そうして徐々に細部に移っていく。これなら途中で力尽きても、片付けが進んだ実感は残る。順序が逆だとそうはいかない。さして変わり映えのしない部屋を見て徒労感を募らせることになる。下手をすると、今後のやる気まで殺いでしまう。悪循環である。
これはたとえば勉強なんかにも、ある程度あてはまる。学ぶというのは、本来、気持ちの好い行為である。今までできなかったことができ、解らなかったことが解るようになる。これほどエキサイティングなことはない。ただ、奥の深いテーマほど細部に大切な何かが潜んでいるものだ。その大切さを知ることで初めて見えてくる世界があったりする。けれども、初学者がいきなりそこから入門するのは自殺行為である。プログラムに興味を持った子供は、まず自分で書いて動かせる楽しさを知るべきだろう。いきなり「strictなコードとは」から入るのは危険である。
教訓その二。「やりたいこと」は「労多くして益少ないこと」から着手すべし。教訓その一の裏返しである。たとえば萌えキャラ好きが背景付きの一枚絵を描く。ラフを仕上げた後、いきなり顔とおっぱいをハイライトまでバッチリ描き込んではいけない。背景や脇キャラを描く前に萌えキャラに命を吹き込んでしまっては楽しみが持続しない。下手をすると「やりたいこと」が「やらなきゃいけないこと」に化けてしまう。瞳の輝きや乳首の煌きは最後の最後に描き込むべきだろう。うな重のうなぎだけを最初に全部食べてしまっては、うな重の醍醐味は味わえない。
これはたとえば勉強なんかにも、ある程度あてはまる。学ぶというのは、本来、気持ちの好い行為である。今までできなかったことができ、解らなかったことが解るようになる。これほどエキサイティングなことはない。ただ、奥の深いテーマほど細部に大切な何かが潜んでいるものだ。その大切さを知ることで初めて見えてくる世界があったりする。けれども、ある程度物事が解ってくると必ず壁にぶち当たる。プログラムの美味しいところを少々齧ったくらいでstrictなコードも満足に書けないまま慢心していては、プログラムの本当の豊穣に触れることはできない。
などと、尤もらしいことを考えたり書いたりして、ぼくは日々を楽しく過ごしている。
posted in 08.11.30 Sun
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