ブログのタイトルから見えてくるブロガーの3つのタイプ

ブログのタイトルに関する考え方の差異は、結局ブログに求めるものの違いなんだろう。

ブログのタイトル - finalventの日記
ブログタイトルの変更について - 雑種路線でいこう

例えば、「私はブログというのは、人よりエクリチュールだと思うのだけど」というfinalvent氏のブログのタイトルは「極東ブログ」、はてなダイヤリーの方は「finalventの日記」だ。当人がどういうつもりでつけたかはいざ知らず、前者はある種の思想性を感じるし、後者はチラシの裏的な印象を受ける。どちらもエクリチュールを性格付ける役割をしっかりと果たしているように思える。そして、エクリチュールによってfinalvnet氏の思想が類推されるという以上に、氏の「人」にフォーカスする要素はない。その意味で確かにエクリチュール重視の姿勢といえる。

一方の「雑種路線で行こう」は「さまざまな憂鬱とわたし」⇒「何かの徴し」と変遷した後現在に至る。狙いがどこにあったかは推測の域を出ないけれど、こちらは何がしかの筆者の気分、或いはキャラクターを表出しているように思える。一概にいえないことを承知で書くなら、これはブログを介して自分を表現したいという欲求、つまり自己顕示欲が強いということなのかもしれない。伝えたいことがある、というよりは、こんなことを考えている自分を吐き出す、といった感じか。ちなみに、ぼく自身はどちらかといえばキャラクター表出型だろうと思っている。

そして、タイトルを重視する傾向にあるいまひとつのタイプは、コミュニケーション希求型といった感じのそれだ。キャラクター表出型の亜種だけれども、目的は表出そのものではなくその先にあるコミュニケーションだというタイプ。これは、完全に「エクリチュールより人」の典型で、先のfinalvnet氏のブログに対する考え方とはまったくもって相容れない。ただ、ぼくの皮膚感覚では、実はこの層のブログユーザーが圧倒的に多いように思う。日々あったことや、自分の好き嫌いについて面白おかしく、ときに露悪的に書き綴るというタイプのブログである。

独自ドメインでブログをやる人や、はてなを使うような層は、全体から見れば少数派だろう。そういう人たちをメインに考えるなら、エクリチュール重視型とキャラクター表出型あたりが主流ということになるかもしれない。プロバイダの無料ブログなんかは圧倒的に3つ目の型である。ちなみに、ブログは自己プレゼンテーションのためのツールだとか、履歴書代わりだとかいうのは目的がブログを書くこと自体にないという意味で、実利重視のアフィリエーターやなんかに近い。タイトルもリターンを最大化するための戦略に過ぎないわけで、まず考慮に値しない。

エクリチュールと人。足場がどちらにあるかはある程度タイトルから類推可能かもしれない。

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