やっぱり正しい「非モテはメンクイ」の法則

結局、非モテは外見で恋をするしかないのかもしれない。

恋人を作る方法を教える前に考えたいこと - この先、しばらく道なりです

この場合の外見は一般受けするイケメンや美人を意味しない。あくまでも非モテ自身の個人的な好みの話だ。自分好みのルックスに恋をする。これしかない。理由は簡単だ。それは、まだよく知りもしない相手に、いきなり「深く強い恋愛感情をもって挑まなきゃならん」からだ。ロクに話したこともなく、内面的な良さも知りようがない相手を好きになる。どう考えても外見に惚れるしかない。そうでなくては、常識的な交遊関係さえ築けていない相手にそこまで惚れる理由がない。月の裏側から電波を受信するのでもない限り、それはほとんど「恋愛は外見がすべて」といっているに等しい。

「そんなことはない、自分は相手のすべてに惚れている」なんて寝言は要らない。本気でそう信じているのなら重症である。そんなのは遠くから眺めている内にみるみる逞しくなった100%混じり気なしの妄想だ。誰とでも無難に付き合ってる美少女を見て誰にでも優しい天使みたいな娘だと思い込んだり、実はデブ専のイケメンがデブと仲良くしているのを見て人をルックスで判断しないいい人だと思い込んだりするようなものだ。彼や彼女のルックスがあまりに自分好みだからそんな風に見える。それだけのことだ。まあ、そういうものをこそ典型的な「恋」と呼ぶのかもしれないけれど。

とにかく、そういうのはテレビの向こうのアイドルタレントに本気で惚れるようなもので、一般にリア充たちが満喫している泥臭い恋愛とはまったくの別物だ。特に、リア充の恋愛の方が素晴らしいなんていうつもりはない。アイドルにぞっこん惚れ込み、そのアイドルの心がいかに美しく、人間的にどれほど素晴らしい人であるかを想像し、幸せを感じ、世の人々を啓蒙しつつ生きる道を否定したりするつもりもない。ただ、そういう美しい恋愛の延長線上に、一般的な対人関係を前提とした恋愛を想像するのは無理がある。そういいたいだけだ。繰り返すけれど、それとこれとは話が別なのだ。

まともな交友関係もないのに外見を頼りに妄想を逞しくして理想の恋人化する。あまつさえ、そんな一方的な恋慕の想いを前提に「情熱を武器に変え」てアプローチする。少なくともこれは、ちゃんとした対人関係に基づく恋愛をしようという態度ではないと思う。大抵の人はこんなことをされたら引くんじゃないだろうか。そこまで外面を評価してもらえること自体は光栄かもしれない。けれども、恋愛対象には普通なり得ない。恋愛にとって大きすぎる温度差は致命的だ。それこそ、アイドルが情熱的に告白してくるファンに惚れないのと同じことだ。それはファンがイケメンでも関係ない。

断わっておくけれど、外見に惚れること自体は別に悪いことではない。誰かに興味をもつきっかけが外見であることはまったく珍しい話ではない。ただ、それ「だけ」で恋愛が成立するケースは相当にレアといっていいと思う。リンク先のraf00氏は人に点数を付けるのが好きみたいだけれど、それはその人のルックスに点数を付けているだけのことだ。それとも、非モテの採点基準が世間の平均的価値観に基づいていると信じているんだろうか。そして、非モテには世の中に数多いるカップルが、みんな50点以上同士に見えているんだろうか。だとすればそれは自己評価が厳しすぎるんだと思う。

或いは、メンクイ非モテの目には最初から50点以下のカップルは映らないのかもしれない。


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