もう、はてブされたら負けかなって思う

これはたぶんサイト一般にもいえるし、いい古された分析の展開例のひとつなんだろう。

新公式:儲かるWebサービス≒はてブされにくいサービス - VENTURE VIEW
媒体資料で見るはてなユーザー像 - 19790401173.4

ひとつ目のリンク先の内容を乱暴に要約すると、「はてブを利用するようなネットリテラシーの高いヲタはデジタルコンテンツに金を出したがらない」ということだろう。そこに描き出されているはてなユーザー像は、ぼくが普段はてなのサービスを利用していて、何となく想像しているそれに割りと近い。ぼく自身、有料のWebサービスはほとんど利用していないし、「『着うた』『アバター』はまず買わない」。そして何となく、「既婚でギークでクレバーな大金持ち層」と「精神を複雑骨折した非モテニートやワーキングプア層」という二極化した世界を勝手に幻視してもいる。

まあ、そんなバカな幻想はさして現実的ではないにしろ、ふたつ目のリンク先を見る限り、たとえば人気ドラマやスイーツやカフェや恋愛の話題に花を咲かせ、情報誌やファッション誌の流行にどんどん乗っちゃうようなライトなリア充の姿は想像しにくい。そして、一般にはその辺りの層こそが一手に取り込みやすいボリュームゾーンでもあると思う。集客だけでいうなら、たとえばアメブロの芸能人ブログ辺りはその取り込みに成功しているように見える。けれども、市原隼人のブログが上地雄輔のそれを一瞬抜いて1位に躍り出たときも、ホッテントリになったりはしなかった。

本当に今更な話ではあるけれど、儲かるWebサービス云々以前に、はてブされるWebページの傾向自体がそもそもメジャーではないのである。本当にメジャーなものはWebサービスだろうがブログだろうが、はてブなんかされない。逆にいえば、はてブされているページやサービスなんて世間的にはさして認知されていないということだ。誤解のないように書いておくけれど、別にメジャーじゃないからダメだとかいっているのではない。はてなユーザーの傾向を分析した上で、そこに向けて発信したい情報やサービスなら、どんどんはてブされることを目指すべきである。当然のことだ。

さて、ニッチな古参はてなユーザーにとって、この手の話題は何巡目くらいになるんだろう?

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