ケータリングでバーベキュー

今日はバーベキューだった。

完全な似非アウトドアである。場所は服部緑地。それだけでもアウトドアとはいい難いけれど、そんなことよりもバーベキューがケータリングというのが凄い。これはもう、完全にアウトドア「気分」を味わうためのバーベキューであって、アウトドアを愉しむものではない。ぼくのような非本格派には実にあり難いイベントである。

バーベキューなどそもそもが軟派なアウトドアイベントである。コンロも木炭も着火剤もあるような環境では知識も技術も経験もまるで必要ない。要するに外で焼肉をしているだけのことである。であれば、「バーベ急便」みたいなサービスは良いところを突いている。セッティングも片付けも食材の準備もすべてやってくれるのだから楽なものだ。

だいたい、バーベキューなどをしようと思うと、必ず参加メンバーの誰かに余計な負荷がかかる。アウトドアやパーティの世話が趣味でもない限り、用具一式を積んで車を出す係などは誰もが遠慮したいところだろう。帰りのことを考えると思い切って酒も飲めない。帰ってからの用具のメンテまで考えると気力も萎えようというものだ。

家族や地元民の集まりなんかだったらまだいい。買出しやら準備やら後片付けなんかも、イベントの一貫として楽しめるだろう。むしろ、課題は多い方が互いの絆も深まり、一体感も生まれる。けれども、普段はなかなか会って遊ぶこともできないような、住んでる場所もバラバラの友人同士となるとそうもいっていられない。

それを考えると、こうしたケータリングは余計な気遣いがなくていい。極端な話が、全員財布さえ持ってきていれば後は何もいらない。コンロやテーブル、木炭などはもちろん、皿、箸、トング、おしぼりなんかまでついてくる。コンロのセッティングは着火までやってくれるから、こちらはもう焼いて食うばかりである。

特に有難いのは撤収だ。いい加減ほろ酔い気分でのんびりしているところへ後片付けの試練が待っているというのは結構キツイ。これが時間になるとスタッフが颯爽とやってきて、ものの5分ほどで撤収して行くのである。分かっていたにもかかわらず、ちょっと感激してしまった。まさに至れり尽くせりである。

しかも、基本が配送と設置だけのサービスだから値段的にも手頃である。多人数なら食材費プラス気持ち程度のものだ。今日は6人だったのだけれど、腹一杯飲み食いして、ひとり頭4,000円にも満たなかった。安い焼肉屋に行くくらいの感覚である。明細を見ると食材費に不当な上乗せをしている様子もない。明朗会計といっていい。

友達同士の軽いバーベキューなんかにはお勧めのサービスである。

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