児童の写真も映像もステージもすべて禁止にすればいい

何が「性欲を興奮させ、刺激する」かなんて真面目に話し合うことじゃない。

痛いニュース(ノ∀`):【児ポ法】 自民党・葉梨氏「ジャニーズ上半身裸は『1つの思い出』だからOKと考えている。ジャニーズがアウトになるのは民主党案」

それが性欲を興奮させることが目的で存在するものかどうかに関係なく、人は性的に興奮するのだし、しないときはしないに決まっている。まったく性的要素のないドラマの美少女子役を見て抜ける。そんなロリコンはたぶん少なくない。そりゃあ、入浴シーンでもあれば狂喜乱舞するかもしれないけれど、裸ばかりが興奮のポイントではないし意図的な扇情だけが発情を促すわけでもない。まあ、そんなことはきっとみんな分かっている。その意味で、表現規制の議論なんて適当な線引きをしてなんとなく格好を付けるためだけの茶番である。実にコメディタッチで愉しくさえある。

およそ主観でしかあり得ない「性欲を興奮させ、刺激するもの」の話をするのだから、ぼくも開き直って自分の主観のみに基づいて書こう。はっきりいって、ぼくにとってはジャニーズJr.もハロプロもカジュアルなポルノ以外の何ものでもない。ぼくは男だからジャニーズで性的に興奮することはあまりないけれど、それでもあれだけ可愛い男の子が増えてくればナニのナニをナニしたいなんて妄想もそれほど不快ではない。というか、エロの気分さえ乗ればしっかり興奮できるに違いない。もちろん、性的に。そして、ハロプロに至っては性的な意味以外にいいと思ったことがない。

ぼくは中高生の頃「UP to boy」やら「BOMB」やらコテコテのアイドル誌を買っていた。当然、性的な意味で。さしてモテもしないぼくには乳首や性器のあるAVも大変に魅力的だったけれど、乳首も性器もないアイドル誌だって十分に魅力的だった。アイドルの写真や歌や芝居を純粋に楽しんでいたという記憶はない。性的妄想の対象として魅力的だったからこそグラビアも歌も芝居もそれ自体のでき以上に魅力的に思えた。それらはあくまでも性的妄想を支える道具でしかなかったのである。好きなアイドルのすべてがそうだったとはいわない。ただ、高確率でそうだったとはいえる。

インターネットを手に入れてからはカジュアルなエロがいくらでも手に入るようになった。乳首も性器もそこいらじゅうに溢れている。実体験としてのセックスを知らず情報も少なかった中高生の頃はそれだけで興奮できた。が、いまや性器丸見えの写真や映像を探すことは公衆電話を探すよりも容易だ。未成年アイドルの乳首や性器は「レアだ」という意味で多少の興奮を呼び起こすかもしれないけれど、それが「実際に見える」ことはさして重要ではない。大切なのはあくまでも「妄想」である。「妄想」を促さないエロはダメだ。アイドルの「性」は妄想性の高さに担保される。

ぼくは自分がそれほど変わった人間だとは思っていない。18歳未満のアイドルやタレントを性的な目で見ている人は少なくないと思う。テレビで見せるふとした仕草や表情や服装の乱れや躍動する肉体に性的に興奮し思わずナニをナニしてしまう。そんなのはごくごくありふれた風景だろう。そして、性的な魅力がファンを惹きつけることを売る方だって知っている。だから露出度をあげるとかいうのは短絡的で工夫がないとは思う。が、やっぱり効果的なんだろう。それを是としないのであれば、直接的ではないやり方で性的魅力をアピールしろということになる。実に、悪くない。

けれども、それは児ポ法の目指すところでは、たぶんない。きっと児童をポルノという「大人のものであるべき」欲望の坩堝から切り離すことが目的なんだろう。もちろん完璧はあり得ない。深刻なペドファイルを思うなら、ご近所のごく平凡な幼女でさえポルノグラフィックな存在たり得る。だとすれば、巧妙に性的たらんとするアイドルはもとより、あらゆる児童のマス露出は控えさせるべきである。児童を誰の目にも触れさせずに育てることはできないけれど、少なくとも不特定多数の目に晒すようなマネは避けるべきである。これで性的欲望の対象となる可能性はぐっと減る。

そして、カジュアルなエロはなりをひそめ、淫靡で濃厚なエロが陽のあたらない場所に花開く。

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