Amazon「ほしい物リスト(旧ウィッシュリスト)」騒動に乗り遅れる

Amazonの「ほしい物リスト」がえらく話題になっていたらしい。

内容については「密かな趣味が全公開--Amazonのウィッシュリスト、改め「ほしい物リスト」に注意?」辺りに詳しい。もう少し辛辣な「Amazonのすごいアクセス解析サービス」辺りを読むと、ああ、確かにこれは問題かもという気になってくる。Amazonもまずいと思ったのか、現時点で「ほしい物リスト」の名前やメールアドレスでの検索はできなくなっている。まあ、デフォルトで公開されることすら知らずに使っていたユーザーにまったく非がないとは思わないけれど、正直、ぼく自身利用規約とか機能説明とかを使う前にみっちり読み込む方じゃない。

ユーザーの危機管理意識の低さはさておいて、「ほしい物リスト」の検索が機能停止しているからひと安心かといえばそうでもない。たとえば、Googleのサイト内検索を使えば、お届け先が大阪府になっている人の「ほしい物リスト(ウィッシュリスト)」みたいなものは簡単に調べられる。もちろん、登録されていれば誕生日も本名も分かる。これまた話題の「児童ポルノ」絡みでいえば、リストに「ロリ」なんてキーワードが入っている人を検索したりもできる。Googleにキャッシュされている以上、おそらくそう簡単には消せないんじゃないかとも思う。

ここまでくると、やっぱりちょっと怖いな、という気持ちが強くなる。このサイトでもAmazonのアフィリエイトを利用しているし、ぼく自身結構買ってもいる。「ほしい物リスト」機能も「ウィッシュリスト」の頃に多少は使っていたかもしれない。問題は「便利」というやつで、大抵のWeb系システムにとって利便性とセキュリティは両立し難い。確認メールなんていうのはその代表で、登録した個人情報フルセットがメール本文に記載されて自動送信されてくるなんていうのは、セキュリティに厳しい人の目から見れば蛮行以外の何物でもないだろう。

ともあれ、知ったところでどうなるものかは分からないけれど、自分のリストが検索可能な状態に晒されているかどうかは、Googleから「site:http://www.amazon.co.jp/gp/registry/ 作成者 氏名」で検索してみれば分かる。もちろん、氏名のところには自分の名前を入れる。自分のリストが検索結果に出たからといって削除できるわけではない。知ってしまったら気持ちが悪いからやめておくという手もある。ただ、Amazonにアカウントがあってリスト機能を使ったことがある人は、ひとまず非公開にするなり個人情報を削除するくらいはした方がいい。

ちなみに、氏名の部分を空にして検索してみたところ、結果は128,000件だった。ざっと眺めた感じでは、ほとんどの人が名前以外の情報は登録していない。であれば、メールアドレスでの検索さえできなくなっていれば、ほとんど実害はないように思える。個人を特定するにもコンタクトを取るにも情報不足である。単に自分の名前の下にアダルト商品がズラリ並ぶくらいのことなら別段どうってこともない。同姓同名ということもある。まあ、よほど自分の嗜好に後ろ暗さを感じてでもいない限りは、さして気になるレベルの漏洩ではないように思う。

ここからさらに個人情報を引き出せるというなら話は別だけれど。

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