“祇園祭”の京都を無理せず愉しむ、宵々々山お散歩写真
普段は馬鹿に人混みを嫌うくせに、祇園祭の京都には2年連続で出かけている。ミーハーで人嫌い。ええい、面倒な。いずれ、メインストリートで群衆にまみれるのは致し方ない。というか、祭りが閑古鳥では話にならない。華やいだ雰囲気は楽しみつつ、無理せず脇道に逸れながら、宵々々山の京都をそぞろ歩いてきた。
まだ明るい午後六時すぎ、山鉾はおいて先斗町へ。狭い通りに浴衣が似合う。
三嶋亭より後発だけど、すきやき「いろは」もギリギリ明治創業の老舗。
直前の夕立のおかげで、この日の夜は涼しくて過ごしやすかった。
四条側からくると見逃しがちな、お茶の専門店「茶香房 長竹」の提灯。
先斗町のお上品な料理屋を横目に、「新福菜館 河原町店」にて腹拵え。
また降りだした小雨を避けて新京極へ。錦天満宮のお牛様とまみえる。
新京極を四条通に出る手前、安産祈願の染殿院。
午後七時、ついに歩行者天国となった四条通に人が溢れだす。
群衆の歩みは遅い。四条烏丸に着くころにはすっかり陽も暮れてきた。
人波に流されながら、なんとか撮った函谷鉾。ピントはずしてるけど。
あちこちから奉納された提灯が並ぶ。
月鉾の駒形提灯は京都銀行ががっつり奉納してる模様。
鉾の傍で厄除けの「ちまき」を売る少女たち。
四条通は西洞院を少し超えたところ、特徴的な四条傘鉾が最西端。
西洞院通を北上する。ここが混雑の正念場。あ、初音ミクの面だ。
これも人気の蟷螂山。本当は動くはずだけど、この日はじっとしてた。
西洞院通を六角通に折れて、人混みからの脱出を図る。
祭りの賑わいをあとに、京阪三条へ。スタバの納涼床ってどうなの。
とまあ、山や鉾をたくさん見回ることはせず、いい加減に歩いて帰路に着いた。ひと筋かふた筋は離れなきゃコンビニで冷たいビールにもありつけないんだから、あんまり長居するもんじゃない。京の町中に浴衣で歩く男女や浮かれて馬鹿をやる学生がいて、喧噪に混じってコンチキチンの祇園囃子が聴こえてくる。これで十分。
そんな根性だから、動く山鉾はいまだ見たことがない。
posted in 13.07.16 Tue
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