一度は見ておきたい千本鳥居と稲荷山 ~ 伏見稲荷お参り写真

熊鷹社に続く鳥居
 
 
同じものがびっしり大量にあるというのは異様だ。

家からそう遠くもないのに、伏見稲荷大社の千本鳥居を見たことがなかった。写真やなんかで見慣れていたせいもある。どうせ見栄えのいいところだけ見せてるんだろう、と穿って見ていたところもなかったとはいえない。が、これは完全にぼくの僻見だった。世に云う3大ガッカリみたいなソレとは一線を画する自然と人工の異界。圧倒的な物量はそれだけで異様な説得力を持つ。山中に建てられた鳥居の数、およそ一万基。これまた夥しい数の稲荷塚群。江戸の流行神はいまだ健在らしい。

京阪伏見稲荷駅
 
京阪伏見稲荷駅からスタート。駅舎の柱が朱に塗られている。
 
 
神幸道(裏参道) 伏見稲荷参道商店街
 
京阪からまっすぐ山手に向かうと神幸道(裏参道)に行き当たる。
 
 
伏見稲荷大社 楼門のお稲荷さん
 
楼門のお稲荷さんは、五穀豊穣のイメージ通り稲束をくわえている。
 
 
伏見稲荷大社 拝殿
 
本殿前の外拝殿と内拝殿。やはり人気の神社らしく手入れが行き届いている。
 
 
願掛け鳥居
 
絵馬の代わりに願掛け鳥居。別の場所には狐の顔型のものもあった。
 
 
伏見稲荷大社 神楽殿
 
拝殿脇の神楽殿。毎年4月の産業祭では神楽女の桜花舞が見られるらしい。
 
 
千本鳥居 左側
 
有名な千本鳥居。が、間近に迫った本宮祭の準備らしく余計な紅白の柵が…残念。
 
 
お山の参道に続く鳥居
 
千本鳥居を抜けてもまだまだ続く鳥居。むしろ、ここからが本番。
 
 
稲荷塚
 
こんな稲荷塚がこれまた所狭しとあちこちに建てられている。
 
 
お塚あたりに居ついているらしい猫
 
えらく人馴れした猫で全然逃げない。写真も撮られ慣れてるご様子。
 
 
稲荷山の森
 
鳥居に囲まれた参道の外は見渡す限りの森。木々と夕陽は相性がいい。
 
 
熊鷹社
 
お山の序盤に位置する熊鷹社に奉納された鳥居と狐。
 
 
三ツ辻に続く鳥居
 
まだまだ続く、階段と鳥居。この先の三ツ辻で、時間的に苦しいことが判明。
 
 
荒神峰 権太夫大神
 
四ツ辻で18時を過ぎたため、荒神峰の権太夫大神を参ってゴールとする。
 
 
荒神峰

権太夫大神の周囲にも無数の小型鳥居が奉納されている。
 
 
荒神峰

荒神峰だけでもかなりの数の稲荷塚がある。
 
帰り道の鳥居
 
来た道を戻る。こちら側からだと鳥居に書かれた奉納者名や日付が見える。
 
 
稲荷山の燈籠
 
七夕の日は長い。ようやく燈籠に灯がともり始める。
 
 
千本鳥居の灯
 
…といったところでこの日の散策は終了。

今回は、週末の夕方頃から参ったせいか観光客もそれほど多くなく、ゆっくり見回ることができた。ちなみに、この日見かけた観光客はほとんど外国人だった。そもそも伏見区は、京都市内とはいっても繁華な中心地からはちょっと遠い。短い旅程の国内旅行だと外される可能性が高い。巡ってもせいぜい序の口の千本鳥居まで、といったところだろう。実際、お山の順拝路は思った以上に長く、今回は全参道を踏破するには至らなかった。もう少し歩きよい季節になったら、次こそ全ルートを回ってみたい。

ベタな名所も一度は行ってみるもんだなあ。

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