ボクノタメニ泣イテクレOut of the mouth comes evil.

年明けすぐに誘われて京都まで写真を撮りにいった。ぼくは Eye-Fi を使っていて、写真はすべて iPhone、Flickr、MBA にコピーされるようにしている。一部の写真はすぐに Instagram にアップしたり、 友だちが写っているものは Facebook でシェアしたりしたけれど、便利な反面、対面で見せ合うには向かないなあとも思っていた。そういうときはやっぱりプリントした写真の方が気軽でいい。とはいえ、プリントしてアルバム買って整理して…ってのも面倒だ。それなら、オンラインのプリントサービスを使ってみるかということになった。で、色々検索してみるも実際に利用してみた人の情報が意外に少なくて困った。

そんなわけで、Keepsy で実際に Pocket book を作ってみた感想など書いておく。Keepsy を選んだ理由は、手軽さとデザインのシンプルさ。カラースキーム、フォトブックのタイトル、写真のレイアウトをウェブアプリ上で決めていく。写真はローカルからアップロードすることもできるけれど、facebook、Instagram、flickr、Picasaと連携して読み込むこともできる。あまりきめ細かなカスタマイズはできないけれど、手軽な写真サービスとしてはいいバランスだと思う。あまり手間ひまがかかるようだと凝り性の人しか使えないなんてことになりかねない。その点、手順通りにやればそれなりになるというのは素晴らしい。

気になる品質については、率直にいって「値段なり」だと思う。製本も印刷もクオリティはあまり高いとはいえない。上の写真は綴じ部分のアップだけれど、はじめて開いたときからこんな感じだった。まあ、これについては当たり外れもあるかもしれないけれど、それほどしっかりした製本ではないだろう。印刷品質についても、下の写真を見ればわかる通り、あまり高精細とはいえない。普段からカメラ屋あるようなデジカメプリント機の写真を見慣れているとかなり見劣りするはずだ。印刷品質にこだわる人にはちょっと向かないだろう。個人的には、値段、手軽さ、スピード、デザイン、装丁など総合的にみてアリだと思う。

今回は、写真30枚を選んで18ページの Pocket book を作ってみた。横17.8cm、縦12.7cm のハードカバーで、値段は$17.95。Paypal が使えるのは気楽だけれど、日本に送るとやはり送料が高い。結局、合計 $29.55 の支払いになった。実際に注文を確定したのが1月8日、発送メールが1月12日、配送は USPS で着荷したのが1月17日。発注から着荷まで9日なら十分に早いと思う。梱包は内側にプチプチが付いた段ボールパックで、商品が傷んでいるようなこともなかった。コスパ的にいえば、送料分の上乗せをどう考えるかだろう。ちなみにぼくが買ったときの Paypal レートだと、引き合と落とし額は ¥2,679 だった。

● Keepsy