iGoogle=旧パーソナライズドホームの話

diary070501.jpg近頃ますますGoogle依存度が上昇している。

とにかくWebベースのサービスに関していうなら、他の追随を許さない便利さだ。すこぶる実用的な上に、遊び心もある。ぼくはパソコンを立ち上げているときは、ほとんどパーソナライズドホームを開きっぱなしにしていたのだけれど、今日ふと気が付くとiGoogleに名前が変わっていて驚いた。

ついでに新しい機能も追加されていた。

「テーマを選択」というやつで、iGoogleの外観を変えられるという機能だ。まだできたばかりではあるし、今のところ選択肢は少ない。別にオリジナルを作れるとかいうわけでもないようだ。完全なお遊びで、実利はない。それでも、日々目にするものだから、こうした潤いは無駄ではないと思う。早速試してみたのが上の画像だ。

なかなかに愛らしい。

ちなみに、iGoogle(旧パーソナライズドホーム)というのは、あまりにシンプルなGoogleの検索ページに、自分の好きな機能やフィードを追加できるというとても便利なサービスだ。もちろん、カスタマイズした内容はGoogle側に保存され、ネット環境さえあればどこからでもアクセスすることができる。その恩恵は思いのほか大きい。

具体的にいってみよう。ぼくがネットに接続してまずやることは、だいたいいつも決まっている。メールをチェックし、海外のWebデザイン系サイトをチェックし、ブログのメンテナンスをし、気が向けばアクセスログなんかも眺めてみる。後は、ニュースの見出しや巡回ブログの更新状況を見て興味を引く記事があれば読みに行く。

この辺りまではほぼルーティンワークといっていい。

最も原始的なやり方はこうだ。まず、Outlook Expressを立ち上げてメールチェック、次にInternet Explorerを立ち上げて、お気に入りを順番に当たっていく。この場合、巡回ブログについては、更新状況なんてわからないから総当りでアクセスすることになる。また、複数のニュースサイトをひとつひとつチェックするのも結構な手間だ。

ブログチェックにはRSSリーダーを利用するという人もいるかもしれない。そうなると、メールはOutlook Express、フィードのないサイトはIE、ブログやフィードのあるサイトはRSSリーダーと、3つのアプリケーションを渡り歩くことになる。それぞれに十分以上の機能を有してはいるものの、やっぱり十分に効率的とはいい難い。

これだけの作業を、平日は会社の空き時間に、休日は家で、場合によっては友人宅や、ネットカフェでやるとするとどうだろう。メールはプロバイダのWebメールを使えばなんとかなる。けれども、お気に入りの中身なんて普通は持ち歩かないだろうし、いくつもある巡回サイトのアドレスを軒並み覚えている人なんてのも稀だろう。

これを解決する方法としてはソーシャルブックマークがある。これはこれで便利なサービスである。とにかく気になったサイトをどんどんブックマークして、好きなキーワードで整理しておける。けれども、巡回サイトの閲覧だけに限るなら、これもまたサービス過多であまり効率的とはいえない。

ところが、Gmailを使い、iGoogleを設定すれば、これだけのことをほとんど何のストレスもなく一元管理できてしまう。新着メールも自動的に取得してくれるし、巡回サイトやブログがRSSなどのフィードを配信していれば、その内容を簡単に一覧表示できる。もちろんブックマークだって自由に登録できる。

各機能別に見れば、たとえば専用のRSSリーダーや、ソーシャルブックマークサービスなんかとは比ぶべくもない。ほとんど、表示するだけの単機能といっていい。けれども、ルーティン化された作業を効率的に済ませるという観点からいえば、最小機能が集約されていることの意味はあまりに大きい。

しかも、このiGoogle用に、日々新しいコンテンツ(機能)が世界中で開発されている。そして、その中から好きなものを選んで自由に追加することができる。たとえばぼくの場合だと、時計、カレンダー、週間天気、メモ帳なんかを追加して使っている。特にメモ帳みたいなシンプルな機能ほど、日常的には重宝する。

いつどこにいても、とにかくiGoogleにアクセスしさえすれば、あらゆる日常のルーティンワークが滞りなく遂行できる。この状況に慣れてしまうと、もう決して後戻りはできない。プライベートだけの話をすれば、メールソフトも表計算ソフトもワープロソフトも、金輪際必要ないんじゃないかとさえ思う。

なんだかGoogleの罠にずぶずぶと嵌まっていくような気分である。

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comment - コメント

以前、りりこさんが紹介されて以来、会社のVAIOのホームページに利用してますが、自宅のMac/Safari環境には対応しておらず、iGoogleに成ったのも気付きませんでした。
改めてアクセスしてみると、非サポートのアナウンスは相変わらずですが、コンテンツの追加までは出来るようで、これだけでもニュースの巡回には十分です、FireFoxならもっと機能を活かせそうなんで、ブラウザを併用しながら、試してみたいと思います。

MASAさん、いらっしゃいませ。
職場のMacはほとんどインターネット用には利用していないため気付きませんでしたが、なんとSafari非サポートだったんですね…。ちなみに、ぼくの場合は、MacもWinもメインブラウザは完全にFirefoxになってます。SafariにしてもIEにしても、どうしてOS標準のブラウザはそれぞれに妙な癖を持ってるんでしょうね。標準に準拠するというのは案外に難しいものなのかもしれません。連休が明けたらぼくの方でもMac+Firefox環境でiGoogleにアクセスしてみようと思います。

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