具体的すぎるドリップ珈琲の淹れ方

家で珈琲を淹れるのにウェブで情報を集めても、やっぱり初めてだと戸惑うことは多い。

珈琲豆はどこでどれくらい買えばいいのか、道具はどんなものを揃えればいいのか、入れる手順やタイミングなどなど、断片的なこだわり情報は数多あれどトータルな情報というのは案外少ない。原因のひとつは「それは好みです」という要素が少なからずあるせいだと思う。実際、豆の種類や抽出方法をはじめ、たいていの項目は「好み」の問題に収斂する。けれども、本当の初心者は「適当な」基準すら持たない。というわけで「ぼくの中で」スタンダードになりつつある淹れ方を、微に入り細を穿つ勢いで公開してみる。あくまで「ぼくが気軽に愉しめるレベル」の話である。

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01:まずは道具を揃える

deviceSTYLE Brunopasso グルメコーヒーミル
Kalita 細口ポット 0.7L
Kalita 500サーバーN 【102ドリッパー用/電子レンジ用】 500cc
カリタ コーヒードリッパー 102-ロト
Kalita コーヒーフィルター 102ロシ みさらしタイプ 2~4人用
reina 10キータイマー ホワイト
iwaki パイレックス キャニスター 550ml
BRITA Maxtra マレーラ COOL 1.4L


02:自家焙煎の珈琲屋で豆を200g買う

とりあえず自分の行動半径内にある珈琲屋で自家焙煎している店を見付ける。そういうところは店先に挽き売りの値段が出ていることが多い。売られていることが確認できたらとにかくその店で珈琲を飲んでみる。好きな豆の種類がすでにあるならそれを、特にないならその店のブレンドで構わない。口に合ったら帰りにその豆を200g買う。100g 400円前後くらいを目安に、そう高い豆を買う必要はない。ぼくは中深煎りのスマトラマンデリンを買うことが多い。苦味を愉しむにはとてもいい豆だと思う。買ってきた豆はキャニスターにうつして冷蔵保管。2週間以内程度で飲み切る。


03:800mlの水を火にかけメジャースプーン山盛り3杯分の豆を13秒間挽く

BRITAで浄水済みの水を800ml火にかける。沸くのを待つ間にカップを2客とサーバーを目の前に並べておく。しかるのち、おもむろにペーパーフィルターをドリッパーにセットする。フィルターはきっちり底面と側面の貼り合わせ部分を逆方向に折り、底面両端の角を軽く潰しておく。挽く豆の量はドリッパー付属のメジャースプーンでがばっと3杯。この量で珈琲カップ2杯分を抽出する。豆をミルにセットしキッチンタイマーを13秒にセット。Brunopasso グルメコーヒーミルは刃が回転するタイプの電動ミルだから、本体の角度を傾けたりしながら極力まんべんなく挽くよう心がける。


04:サーバーとカップを温めたのち挽いた豆を30秒間蒸らす

沸騰した湯をサーバーとカップに一気に注ぎ込む。挽いた豆をドリッパーにうつし入れる。このとき広がる香りを愉しむのも忘れずに。サーバーを温めた熱湯はすぐに細口ポットにうつしてしまう。この作業でわずかに湯温が下がるけれど、それくらいが案外ちょうどいいように思う。カップの湯はそのまま放置で構わない。ドリッパーをサーバーにセットし、キッチンタイマーを2分30秒に合わせる。まだ、スタートしない。細口ポットでちょろちょろと粉全体に行きわたる程度に湯を注ぐ。サーバー内に1~2滴、珈琲が落ちる程度でポットを置き、タイマースタート。30秒間、待つ。


05:残り2分でテンポよくドリップし淹れたての香りと味を愉しむ

タイマーが残り2分になったらドリップを開始する。ここは基本に忠実に、湯で「の」の字を描くようにちょろちょろと。ただし、湯がフィルターに触れてはいけない。中心に勢いよく注ぎすぎるのもダメだ。中央付近から500円玉より少し広いくらいの範囲をまんべんなく攻める。挽きたての豆が膨らみ、小さく泡立つ。ここでもしっかり香りを愉しんでおく。2分で2杯分抽出するスピード感は、最初のうちはよくわからないと思う。多少の慣れが必要だろう。2分後、2杯分よりいくらか多くなったり少なくなったりするのは致し方あるまい。カップの湯を捨て、淹れたての珈琲を注ぐ。

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以上がここ最近のぼくの珈琲の淹れ方だ。たとえば、面倒すぎたりお金がかかりすぎたりして飲む頻度を落とすようでは本末転倒だろう。だから、ちょっとした贅沢として身の丈にあった愉しみ方をしているつもりである。こうした方が美味しいとか、そんなやり方は邪道だとか、珈琲好きなら色々と思うところはあるはずだ。まあ、これからやってみようという人のためのガイドラインのひとつくらいに思ってもらえると嬉しい。おおよその流れが掴めれば、そこから自分流に洗練させていけばいい。具体的すぎて汎用性に欠ける点は、各自、己が冒険心で補ってもらえればと思う。

ちなみに、ひとりでも2杯分は淹れた方が美味い気がする。残りはアイスにしてもいい。

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